出版社内容情報
みなしごの少女ロクサーヌは、ある日山から子グマをひろってきた。それからロクサーヌと子グマのブルーノの、幸せな日々がはじまった。ロクサーヌが歌うと、ブルーノはおどる。でもある日、とつぜん別れがやってきて、ブルーノは…。少女によせるブルーノの、深く心うつ愛の物語。 小学校中学年~
内容説明
美しくしずかな山の村でダンスをおどっていたクマのせつなく心うつ愛の物語。みなしごの少女ロクサーヌが、山から子グマをひろってきた。ブルーノと名づけられたクマは、村人たちにとけこみ、少女の歌にあわせて、ダンスをおどるようになった。ところがある日、とつぜんの別れがおとずれて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
24
【図書館】うう~ん……出来過ぎのドラマみたいなお話という印象でした。タイトルからして熊のブルーノの最後は判り切っているんだけど、毒殺でもしたの?ってくらい急な死で、現実味がなくなった感じ。ブルーノじゃなくてロクサーヌの物語ですね。2015/08/18
ムーミン2号
7
静かな小さな村での出来事。ロクサーヌという女の子が山で見つけ出した子熊を飼うことになり、おじいさんも村も潤うどころか、有名な歌手がプロモーション・ビデオまで撮影に来る。けど、そのことで、ロクサーヌの運命は変わり、そしてブルーノと名付けられていたクマにも大きな運命が訪れる。というか、ブルーノがその道を選んだんじゃなかろうか、と思ってしまう。外からの刺激は世界中どの地域にも及ぶんだろうが、ロクサーヌはそれを受けて飛び出し、ブルーノはそれに抗ったのだろうか? とかいろいろ考えてしまう。2020/12/07
みなみ
2
モーパーゴの本をたくさん読んでいるところ。現代にいかにもありそうな題材で、女の子が村を出て行ってしまうのは寂しいのか、彼女の才能を考えれば必然か。ブルーノの最後はタイトルから予想通りなのだがあまりにも突然で辛い。2017/08/11
timeturner
2
モーパーゴは読者の心のどのボタンを押せばいいのかよく知ってるよなあ。ブルーノーーーーーーーーーーっ。(涙)2015/03/08
ヒラP@ehon.gohon
2
少女ロクサーヌが連れ帰った小熊は、少女に福をもたらせてくれました。 ブルーノと名付けられた熊とロクサーヌの心の通い合いは、大きくなっても微笑ましいばかりです。 そのロクサーヌが村を出てスターになるというシンデレラストーリー。 それを演出したのはブルーノのダンスでした。 でも、少女の旅立ちと同時にブルーノの死。 死に方があまりに不自然なので違和感を覚えたのですが、それだけにせつない夢物語になっていると思いました。 2013/06/20
-
- 和書
- わが町の昔と今 〈8〉