内容説明
生まれたとき、王冠のもようのアザがあったので、その赤んぼうは、「おひめさまと結婚する運命じゃぞ」って、うらない師に言われた。それを聞いてムカムカしたのは王さま。とんでもないっ！とばかりに…もともとはグリムのお話。それを、バビットとマルチェリーノが、ユーモアあふれる、しゃれた絵本に仕上げました。
著者等紹介
バビット，ナタリー［バビット，ナタリー］［Ｂａｂｂｉｔｔ，Ｎａｔａｌｉｅ］
１９３２年、アメリカのオハイオ州生まれ。ローレル・スクールとスミス大学で絵画を学ぶ。大学卒業と同時に詩人のサムエル・バビットと結婚し、３児の母となるが、作家、詩人、イラストレーターとしての道も歩み始める
マルチェリーノ，フレッド［マルチェリーノ，フレッド］［Ｍａｒｃｅｌｌｉｎｏ，Ｆｒｅｄ］
１９３９年、アメリカのニューヨーク市生まれ。クーパー・ユニオンとイェール大学で、舞台デザイン・絵画・彫刻・建築などを学ぶ。大学卒業後、挿絵や広告関係、書物の装幀の仕事を経て絵本の世界に入る
せなあいこ［セナアイコ］
東京生まれ。同志社大学文学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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クリママ
35
王冠のあざのある男の赤ちゃんが生まれた。生まれたばかりのお姫様と結婚することになるのではと怖れた王様が、悪だくみをする。王様はどこへ行ってしまったんでしょうかと問題を出したくなる終盤。表紙に題名のない絵本。絵も物語によく合って、楽しく読んだ。2020/02/07
たまきら
29
このお話、子供の頃大好きでした。めくれる絵本でもっていた幼き日のものは、病気のお姫様や町の大切なりんごの木を救ったりしていたっけ。・・・残念ながら娘さんは子猫に夢中で時間切れ。オッシャレな悪魔さんが面白いのにな～。2019/05/27
小夜風
25
【図書館】わあっ♪面白いお話でした♪タイトルの意味が判らない(笑)。元のグリム童話のタイトルは何なんだろう？絵が素敵で、地獄の入り口も良い感じ♪悪魔のおばあさんが何で良い人だったのかが不思議でした(笑)。追記:｢三本の金の髪の毛｣が元のタイトルみたいです。｢あいててて！｣は悪魔が三本の金の髪の毛を抜かれる時に言ってました(笑)。2015/04/03
刹那
20
グリム童話らしい。題名からして、初めて聞いたけど。。マルコすごい強運の持ち主ですね✩2016/09/03
Cinejazz
13
ある処に〝王冠もようの痣〟のある男の子が生まれた｡ ｢この子は大きくなったら､王国のお姫様と結婚する運命にある!｣と占い師が請け合った｡ この噂を耳にした王様は ｢自分の娘が卑しい身分の者と結ばれる? 絶対あり得んわ!｣･･･王様の悪だくみに始まり､王様の自業自得に終わるグリム童話を迫力のあるイラストで読み解く､因果応報の物語｡ 悪魔を息子にもつ老婆の行動の意外性､悪魔の悪知恵が王様に不幸に陥れる､痛快さの裏に残酷さを秘めた<痛い(OUCH!)>物語｡2022/09/03
