出版社内容情報
ピーターの好きな“浜べ”。そこは海鳥やアザラシたちのゆたかな命でみちている。ところがある夜、沖をいくタンカーが岩に乗り上げてまっぷたつになり、黒い油が流れ出した。それはピーターの浜べにもおしよせてきて、海鳥たちは…。自然をまもり生きることの大切さを伝える。 小学校低学年~
内容説明
ウミドリやアザラシたちのゆたかないのちがみちているピーターの大すきな浜べ。そこがある日黒いあぶらでおおわれた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mari
5
海での事故により油まみれになった動物たちや大好きな浜辺を取り戻すための物語。最近、こういうの好み。環境問題とか学んだらよみたい!2014/09/16
くるみ
4
これは5年生に良いかなと思いました。国語でも環境問題に触れるので、絵本だととっつきやすい子もいるのでは。来年購入!2018/02/08
遠い日
3
ピーターが庭のようにして遊ぶ、自然豊かな美しい浜辺が、ある夜のタンカー事故で一転、真っ黒な重油まみれに変わる。海辺の生きものを救うべく、ピーターたちの尽力が始まる。浜辺を愛する人々の力でようやく戻ってきたピーターの浜辺。しかし、何年たっても傷痕は残っていることを、グリンドレーはことばで、フォアマンは絵で示す。自然の力の大きさとともに、その自然を変えてしまうことができる人間の悲しさも描かれている。2014/05/24
ヒラP@ehon.gohon
2
海鳥とアザラシが人と共存しているピーターの浜辺。 その浜辺が座礁したタンカーから流出した石油で汚染されてしまいます。 その様子を淡々と描いた作品です。 決して環境破壊を訴えるような叫びはありません。 この絵本を見て、実際にタンカーの座礁、油田火災、さまざまな事件や災害で汚染されていく海を思い起こしました。 サリー・グリンドレーの自然に対する思いやり、マイケル・フォアマンの社会に対する問題意識が結実した作品です。 2010/07/21
nakiyuka
0
油まみれのカモを抱いて泣くピーターのシーンで涙が… 人間が便利に生きるために海を汚していいわけはない。2021/02/17