出版社内容情報
すべての保育者の方々に
新型コロナ禍において、世界的に社会は大きく変化している。エッセンシャルワーカーとしての保育者の社会的貢献は極めて大きい。だが衛生面での業務負担や保護者などとの関係形成もより困難になり、保育者への過重負担と多忙化は一層の拍車がかかっている。しかしそのような困苦の時においても、休園中の様々な工夫やオンライン研修を始め、保育の可能性を拓くために、園では新たな挑戦が動き始めている。(著者・はじめに より)
目次
1 子どもの心もち、保育の心もち、そして私たちの園の心もちへ(「共創」を生む子どもと保育者;園文化継承の年輪構造;ドキュメンテーション考;問うこと、応えること;できないことや失敗の価値 ほか)
2 子どもたちに向けられた希望の物語りへ(これからにもとめられる資質能力を育む幼児教育;日本の新たな保育の物語りへの希望)
著者等紹介
秋田喜代美[アキタキヨミ]
学習院大学文学部教授。東京大学名誉教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。東京大学教育学部助手、立教大学文学部助教授、1999年から22年間東京大学大学院教育学研究科勤務。2019‐2021年東京大学大学院教育学研究科長、教育学部長。2021年4月より現職。第7代・9代日本保育学会会長。主な著書に『園庭を豊かな育ちの場に:質向上のためのヒントと事例』(共著 ひかりのくに こども環境学会2019年度論文著作賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。