内容説明
本書は、オブジェクト指向スクリプト言語であるRubyを用いて、バイオインフォマティクスのためのプログラミング技術を初学者向けにやさしく解説した入門書である。最初に、バイオインフォマティクスが発展してきた経緯とその現状を概説したうえで、Rubyによるバイオインフォマティクス用プログラミングに必要なコンピュータの設定方法をWindows、Mac、Linuxの各OSについて丁寧に説明している。さらに、Rubyの基本的文法や正規表現についてDNAやタンパク質の配列データなどを題材に具体的に解説し、その過程で生物学的な知見も習得できるように配慮している。また、BioRubyの使い方やBLAST、ClustalWなどのプログラムを活用する方法についても言及している。
目次
第1部 イントロダクション(バイオインフォマティクス;Rubyによるプログラミング)
第2部 準備編(KNOBの環境準備;RubyとBioRubyの環境準備 ほか)
第3部 基礎編(入出力方法とバイオインフォマティクス用ファイル形式;変数と正規表現 ほか)
第4部 応用編(BioRubyについて;ソフトウェアの組合せ)
著者等紹介
多田雅人[タダマサヒト]
1965年千葉県に生まれる。1995年群馬大学工学部卒業。1997年東京大学大学院理学系研究科博士前期課程生物科学専攻修了。第一ファインケミカル株式会社研究員。2003年富山医科薬科大学大学院薬学研究科社会人博士後期課程修了、博士(薬学)。富山医科薬科大学特別研究員。2005年国立遺伝学研究所DNA Data Bank of Japan研究センター特別研究員。2008年近畿大学大学院総合理工学研究科オープンリサーチセンター研究支援者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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