エッセンシャル遺伝学

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  • サイズ A4判/ページ数 519p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784563077914
  • NDC分類 467
  • Cコード C3045

内容説明

遺伝学の教科書として世界的に高い評価を得ている書“Essential Genetics:A Genomics Perspective”の全訳。本書の大きな特徴は、原書の副題にあるように、全体を通してゲノム科学の視点が貫かれている点にある。まず、全体の基礎として、DNAの構造から形質発現までの概略が述べられる。つぎに、古典遺伝学をゲノム科学と一体化して解説。つづく章では、遺伝子の構造やその発現と制御など、分子遺伝学の核心となる事項についてふれる。これに加えて、遺伝学的手法を取り入れることによって一大発展をとげた発生生物学やがんの遺伝的機構、遺伝子工学などの分野も広くカバーされている。さらに、集団遺伝学や量的形質の遺伝学の分野も網羅されており、本書のみで現代の遺伝学の全体像を把握することができる。大学の学部学生のテキスト・参考書のみならず、教員や研究者の座右の書としても最適である。

目次

分子遺伝学とゲノム科学の概要(DNA:遺伝子とゲノムの遺伝暗号)
古典遺伝学的解析(遺伝子伝達の遺伝学:メンデルのもたらしたもの;遺伝の染色体的基礎 ほか)
分子遺伝学的解析(DNAの化学構造、複製とその操作;突然変異とDNA修復の機構 ほか)
遺伝子とゲノムの分子生物学(遺伝子発現の分子遺伝学;遺伝子制御の分子機構 ほか)
複合形質と進化遺伝学(集団遺伝学と進化;量的形質の遺伝学)

著者等紹介

ハートル,D.L.[ハートル,D.L.][Hartl,Daniel L.]
現在ハーバード大学において生物学ヒギンス教授職にあり、生命体・進化生物学科の前学科長。ウィスコンシン大学よりPh.D.を取得。研究分野は、分子遺伝学、分子進化学、および集団遺伝学である

ジョーンズ,E.W.[ジョーンズ,E.W.][Jones,Elizabeth W.]
カーネギーメロン大学の教授で、生物科学科の学科長。ワシントン大学(シアトル)よりPh.D.を取得。研究分野は、遺伝子制御および細胞形状の遺伝的制御。現在は、出芽酵母における細胞小器官の機能と構築について研究を行っている

布山喜章[フヤマヨシアキ]
東京都立大学大学院理学研究科の元教授。1978年に東京都立大学より理学博士号を取得。在職中はショウジョウバエの行動・生態・進化遺伝学の分野を中心に研究した。定年退職後は、早稲田大学などで非常勤講師を勤めるかたわら、首都大学東京の客員研究員として研究を続けている

石和貞男[イシワサダオ]
お茶の水女子大学名誉教授。1968年にパーデュー大学よりPh.D.を取得。在職中は基礎遺伝学、進化遺伝学、集団遺伝学などの授業を担当。研究分野は、主としてショウジョウバエを用いた実験集団遺伝学。適応度に関する量的形質の変異保有機構の解析を目的として、突然変異率、連鎖不平衡、集団構造、分子進化に強い感心をもつ。2003年1月から2006年12月まで、日本遺伝学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺるる

1
前半は古典遺伝学。後半は分子生物学をやってからだとかなり楽に読める。説明がすごく分かりやすいし、各章末の問題も役立った。しかし遺伝学は計算が多いよ…。

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