内容説明
地球という惑星の大きな特徴として、生命が存在することと、水が極めて豊富なことが挙げられる。そして、この二つの特徴は互いに切り離せない密接な関係にある。本書は、生命の起原とその後４０億年にわたる生物の進化に果たした水の重要な役割，および現在の生物の体制や代謝様式、生殖法、などと水との深い結びつきについて、様々な興味深い例を取り上げ、それらを現代生物学の中心的課題である諸テーマと関連づけながら解説している。
目次
１章 なぜ海があるのか
２章 原始の海
３章 海は生命のふるさと
４章 生命と水
５章 水の代謝
６章 水にすむ生物の体制
７章 生物と塩分
８章 生物の海の時代―３６億年
９章 上陸を試みた生物たち
１０章 人類と水
