内容説明
本書は食品衛生法にのっとって、食物摂取に伴う健康障害や食品の有害成分、数々の食品汚染など、食品衛生学に関するすべての知識を幅広く、わかりやすく解説してある。また個別の事実だけでなく、それらのもつ問題の広がりや歴史的経過にも重点をおき、さらに図表を豊富に用い、問題やコラムを加えるなど、記述・構成の面からも工夫を凝らしてある。三訂版では、Ｏ１５７などの感染症対策や内分泌かく乱物質の問題、食品衛生法の改正に伴う食品添加物の規制方法の変更など、新しい話題を加えて解説する。
目次
１ 食品衛生学の役割と食生活
２ 食品に固有の有害成分（自然毒）
３ 食品成分の変質と有害物の生成
４ 微生物による食品汚染
５ マイコトキシンによる食品汚染
６ 食品添加物
７ 化学商品成分の食品への移行と残留
８ 食品汚染物質
９ 食品の毒性学
１０ 食生活の安全と食品衛生行政
