内容説明
食料品の貿易が自由化され、いまや日本国民の食生活は世界の農業と直結したものとなっている。この飽食の時代にあって、一歩踏み込んでみると日本人の食生活にはさまざまな問題点があることに気づく。本書は日本経済における農業のあり方や流通問題、農畜水産物と食生活との関わりについて、食料問題に対してあまり知識をもたない人々を念頭にわかりやすく具体的に解説したものである。
目次
1 食生活の変化と食料消費
2 加工食品と食品産業
3 戦前期食糧生産の構造
4 戦後食糧生産の構造
5 食糧生産と農業協同組合
6 農産物の商品特性と市場・流通
7 米の流通と食管制度
8 生鮮食品の市場と流通
9 畜産物の市場と流通
10 食生活の変化と生活協同組合
11 世界の食料問題
12 国民経済と食料の安全保障