内容説明
教師も子どもも多様化し、働き方改革の強力な推進が求められる中、校内研修・研究はどうあればいいのか。中央教育審議会答申において、「子供たちの学び(授業観・学習観)の転換とともに、教師自身の学び(研修観)の転換」が示される中、現場では今、具体的に何が起こっていて、どんなことに課題があるのか。校内研修・研究の最前線をさまざまな視点から問う!
目次
巻頭座談会 校内研修を再考する 石川晋×田中理紗×林友子×藤原友和×横堀信恵
特別寄稿 校内研修の進め方―1年間の流れを見通して(大野睦仁)
1 校内研修の見方・考え方(校内研修について、つらつらと考えてみたこと;校内研の未来デザイン;DE&Iの視点から「楽しい校内研修」の一歩手前を考える)
2 実践!校内研修ものがたり(続・「校内研究・研修」で職員室が変わった!~小金井市立南小学校編~;それぞれの立場から見た、校内研;校内研をつくるということ;校内に学びの種をまく「学びカフェ」;ウェルビーイングな学校づくりを進める校内研究・研修の進め方―学校教育目標と研究目標、校務分掌、授業の一体化を進めるファシリテーション部 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
1
校内研修はどこの学校でも大なり小なり行われていることだろう。しかし、実際は各校においてかなり差があるように思う。上から提示されるような校内研修では温度差が顕著になる、校内研修を負担に感じなかなか本腰を入れられない等々。さまざまなネガティブな要因が挙げられる。そんな中でも多くの者に活かせる校内研修を目指す取組みを知ることができた。所属校に当てはめるならどうか、と考えるきっかけになった。2025/03/29
かるー
0
校内研修の熱量は自治体や学校によってばらばら。だけど、誰か(主に若手)が嫌々指導案を書かされ授業をし、検討会で指導されるみたいやすたいるからの脱却が進んできているようにも思える。風越学園の日常がそのまま研修みたいな考え方や立命館のような教師間の対話を重視したものなど、新たな取り組みがたくさん出てきているのも事実。これからのスタンダードがどうなるのか、楽しみ。2025/04/21
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