内容説明
本書は電子系CADのうち、論理設計、システム設計でよく利用されているパブリックツールについて、その機能の概要、ダウンロード・インストールの仕方、簡単な使い方をまとめたものである。システム設計、論理合成、形式的論理検証、および基本ツール関係の諸ツールを紹介している。システム設計関係では、システム設計言語であるSpecCと計算機アーキテクチャ設計の評価のツールを、論理合成関係では、積和形論理式最小化と一般の多段論理式最小化、さらに非同期回路の自動合成ツールを紹介する。形式論理検証関係では、順序回路の性質を調べるツールを、基本ツール関係では、各種論理式の効率的操作手段や時相論理関係のツールを紹介している。
目次
システム設計関連ツール(SpecCリファレンスコンパイラ;SimpleScalar Tool Set)
論理合成関連ツール(多段論理合成ツールSIS;多値二段論理最小化ツールESPRESSO‐MV ほか)
形式的検証関連ツール(順序回路検証ツールSMV;CUDD)
基本ツール(Chaff;論理妥当性判定ツールCVC ほか)
著者等紹介
浅田邦博[アサダクニヒロ]
1975年東京大学工学部電子工学科卒。1980年東京大学大学院工学系研究科電子工学専門課程修了。工学博士。同大学講師、助教授、教授を経て、現職、東京大学大規模集積システム設計教育センター長教授
藤田昌宏[フジタマサヒロ]
1980年東京大学工学部電気工学科卒。1985年東京大学大学院工学系研究科情報工学専門課程修了。工学博士。富士通株式会社、米国富士通研究所を経て、2000年東京大学大学院工学系研究科教授。現職、東京大学大規模集積システム設計教育センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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