内容説明
大学の経済学の専門課程が提供する、多岐にわたる学習内容の基礎を、学生が一冊で一望できる本が求められている。それは、「わかりやすさ」とともに「本質」と「正確さ」を兼ね備えた、上級科目への指針である。本書は、専門分野の日頃の研究成果と教育経験に基づき、「初学者のための平易な記述」と両立させ、論理的な首尾一貫性と本質を重視して執筆したものである。内容は、経済理論から財政・金融・企業経済・労働経済・国際経済・経済史にいたる。初版の発行から11年間を経た改訂となる本書では、各章の内容を見直し、さらにこの間に起きた日本経済、世界経済の大きな変化についての記述も可能な限り盛り込んでいる。「ひととおり」「わかりやすく」しかも「正確に」学びたい読者のための、真に役立つ待望の一冊である。
目次
経済学の役割
市場のはたらき
市場の限界
GDPとは何か
財政
社会保障
金融
企業のマネジメント
労働市場
国際経済―貿易・国際収支・為替レート
戦後日本経済の歴史(1)―高度経済成長への道程
戦後日本経済の歴史(2)―1970年代以降、低成長期の推移
戦後世界経済―自由貿易体制の展開とグローバリゼーション
経済学の歴史
著者等紹介
鳴瀬成洋[ナルセシゲヒロ]
1982年九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、神奈川大学経済学部教授
飯塚信夫[イイズカノブオ]
2004年千葉大学大学院社会科学研究科修了(修士(経済学))。現在、神奈川大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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