内容説明
本書は、カウンセラーって何をする人なのだろう、どうしたらなれるのだろう、どんなところで仕事をしているのだろう、という疑問に答えてくれる書である。前半では、必要とされる知識や技術、適性、資格、教育システムについて平易に解説する。後半では、それぞれの臨床現場で働く12人のカウンセラーが、事例を交えて自らの仕事の実際を紹介する。経験から語られる内容は、臨場感にあふれている。さらに、精神科医や中学校の教師など、カウンセラーと具体的なかかわりをもつ人からその印象が述べられる。カウンセラーをめざす人、彼らの仕事に興味をもっている人に、ぜひ読んでほしい本である。
目次
第1部 カウンセラーになるために必要なこと(カウンセラーの仕事とは;カウンセラーの課題・問題;カウンセラー・心理職が働く臨床現場;カウンセラーの教育と資格)
第2部 仕事の実際を知る(カウンセラーが語る仕事の実際;さまざまな立場からみたカウンセラー)
著者等紹介
佐々木正宏[ササキマサヒロ]
1975年東京大学文学部心理学科卒業。1982年東京大学大学院博士課程修了。1983年国学院大学文学部講師。1986年同助教授。1993年同教授。現在に至る
大貫敬一[オオヌキケイイチ]
1974年東京大学教育学部教育心理学科卒業。1981年東京大学大学院博士課程修了。1981年共立女子大学文芸学部講師。1989年同助教授。1998年同教授。1999年東京経済大学経済学部教授。現在に至る
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