内容説明
本書は、個性と教育環境条件の間の統計学的交互作用というパラダイムに基づき、教授学習過程の始めとして、学習指導、教育評価、人格と適応、認知的発達、遺伝と環境等の教育関連の諸問題を統一的に扱い、その汎用性と実践的効用を明らかにし、さらに行動科学の方法に関して科学基礎論的な考察を行っている。
目次
1 教育心理学の課題
2 適性処偶交互作用
3 ATI研究の実例
4 ATI研究の方法
5 種々のATI研究
6 ATIパラダイムの汎用性
7 ATI研究の問題点
8 能力・適性の測定
9 認知機能の発達と学習
10 教授方法と適合的教育
11 覚醒水準と作動記憶
12 交互作用の諸相