内容説明
バイオ生産物の製造工程において、分離精製は製品コストに及ぼす影響が大きく、その適切な設計はバイオプロセスの成否の重要な要因となる。その工程は多くの工程の組み合わせからなっており、これらは化学プロセスに習って呼ぶとすればバイオ単位操作と呼ぶことができる。本書はこのバイオ単位操作のそれぞれの工程について例題、演習問題を交えてより実践的な形で詳しく解説している。個々の工程についての説明だけでなく、それをどのように組み合わせて利用しているかがよく理解できるよう配慮されている。
目次
第1章 概論
第2章 分離工学の基礎
第3章 細胞破砕
第4章 細胞分離
第5章 抽出
第6章 晶析
第7章 膜分離
第8章 電気泳動
第9章 吸着・イオン交換
第10章 クロマトグラフィー
第11章 アフィニティを利用する分離技術
第12章 タンパク質のリフォールディング
第13章 バイオ生産物の製品化行程