内容説明
逆問題とは、結果から原因を推定する順問題の逆命題をなすものであり、いろいろな分野でほぼ同時期に研究が進められている学際的な領域といえる。本書は、分野ごとに詳細は異なっている逆問題の共通の性格に着目し、定義から解析法、適用例までを解説したものである。
目次
１ 逆問題の定義と性質
２ 逆問題解析手法の基礎
３ 境界値／初期値逆問題
４ 負荷逆問題
５ 領域／境界逆問題
６ 材料特性逆問題
７ 支配方程式逆問題
８ 結び
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tak.pingp
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学生の頃に購入。結果から原因を推定するための光学的手法について、分野を問わず共通の要素、内容を整理したもの。学生、研究者向けの入門書であろうか。1992年初版、３０年経過しこの分野は今はどのような進展を見せているのだろうか。よく刑事ものドラマで画像解析をしているシーンがあるけれども「そんなこと物理的にできるわけねーだろ」と毎回ツッコミたくなる。
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