内容説明
本書が扱う時代は紀元前1世紀。古代ローマが500年近くの歴史と伝統を誇る共和制に別れを告げ、後に東西2つのローマ帝国に分裂するとはいえ、初代皇帝、アウグストゥス帝以来、500年間連綿と続いた帝政の基礎が築かれた時代である。扱う場所は、イギリスからスペイン、エジプトを経てイランにいたる、当時のローマ人が知っていた全ての地域を網羅している。
目次
第1部 カエサル(英雄の誕生;モラルなき時代;理想と現実;三頭政治)
第2部 カエサルとクレオパトラ(大王の後継者たち;ファルサロスの戦い;情熱;栄光;暗殺)
第3部 クレオパトラとアントニウス(世界帝国の夢;ローマに背いて;海戦;夢、破れたり)
著者等紹介
坂本明美[サカモトアケミ]
昭和16年北九州市に生まれる。昭和41年九州大学文学部大学院卒業。昭和41年~44年ドイツ、フライブルク大学に留学。昭和44年~46年ケルン、ドイチェ・ヴェレに勤務。昭和46年~52年ドイツテレビ東京支局に勤務。昭和52年~55年ケルン、ドイチェ・ヴェレに勤務。昭和55年~平成8年東京でのフリーの通訳、翻訳家、PRコンサルタントなどの活動の後、平成8年11月から職業人の国際交流と職業留学を推進する社団法人日本カール・デュイスベルク協会専務理事に就任、現在に至る
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