内容説明
有限要素法は、後退翼構造の振動特性の精密な把握を目ざし、ボーイング社の技術者によって開発された。本書はその導入の精神を尊重しながら、構造物の振動および応答解析法がいかにして組立てられていくかを、できるだけ平易に解説したものである。
目次
1自由度質点―バネ系の振動
多自由度質点―バネ系の振動
エネルギ原理と有限要素法
はりの工学的理論
はりの振動理論
骨組構造の振動解析
連続体振動解析概論
付録(1自由度減衰系の過渡応答;3‐8節におけるいくつかの式の証明;はりの曲げねじり変形に支配する変位関数;はりの曲げねじり変形に関する工学的理論;はりの曲げねじり連成運動)