内容説明
このシリーズは文部省重点領域研究「人工現実感」で行われた基礎研究について、その成果を学術的な視座からまとめたものである。コンピュータによる合成世界と人間とのかかわりを四つの視点からとらえ、バーチャルリアリティの学術的な礎を築くものとして編集されている。2巻では、人間がバーチャル環境と自然な形でインタフェースするための入出力デバイスの提示特性や操作性の問題を、人間の認知行動特性の面から体系的に検討し、人工現実感のための提示行動デバイスの設計法を求める。
目次
1章 人工現実感の設計のパラダイム(人工現実感のための感覚提示;感覚提示と人間感覚・行動の相互作用)
2章 感覚の基礎と情報提示の設計原理(空間知覚と視覚情報提示の設計原理;聴覚の基礎と聴覚提示の設計原理 ほか)
3章 設計のための感覚・行動相互作用(感覚行動相互作用の研究;視触覚モダリティ変換を用いたリアルタイム実環境VR接触 ほか)
4章 人工現実感の設計技術(要素技術;システム技術)