内容説明
本書は、大学初年度で学習する線形代数学の内容をコンパクトにまとめた教科書である。行列の理論を中心に、対角化まで解説している。対象とする読者は、理系文系を問わず道具として数学を利用する学生を想定し、定理の証明などは省略してある。その代わり例題と演習問題を必ず収録し、学生が自ら計算をしながら理解を深められるよう十分に配慮されている。また、2022年度に改訂となる高等学校の学習指導要領を踏まえ、2次元平面上や3次元空間内のベクトルについても解説している。
目次
1章 行列の定義と演算
2章 行列式
3章 連立1次方程式
4章 ベクトルの1次独立・基底
5章 固有値と固有ベクトル・行列の対角化
付録1:平面・空間ベクトル
付録2:線形空間
著者等紹介
山崎丈明[ヤマザキタケアキ]
2000年東京理科大学理学研究科博士課程修了。現在、東洋大学理工学部教授、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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