PHP新書<br> 徳川幕府の経済政策―その光と影

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徳川幕府の経済政策―その光と影

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569856032
  • NDC分類 332.105
  • Cコード C0221

出版社内容情報

 通史で読み解くからこそ、見えてくるものがある

 家康から綱吉の時代は戦後の高度経済成長、新井白石の「正徳の治」は平成のバブル崩壊といったように、江戸時代の経済変動は現代と似ている点が多い。デフレからの脱却に繋がった、吉宗による「享保の改革」の功罪とは。田沼意次の構造改革が成功しなかったのはなぜか……。徳川幕府の経済政策の成功(光)と失敗(影)に学ぶ。
●第一章 家康の経済戦略“エドノミクス”
●第二章 幕府を揺るがした政治危機と大災害
●第三章 “元禄バブル”の実相
●第四章 正徳の治――“バブル”崩壊でデフレ突入
●第五章 吉宗の「享保の改革」――元祖・リフレ政策
●第六章 田沼時代の真実――成長戦略と構造改革の試み
●第七章 「寛政の改革」――超緊縮で危機の乗り切りを図るが……
●第八章 「化政バブル」――“最後の好景気”
●第九章 「天保の改革」――“最後の改革”だったが……
●第十章 幕府崩壊と近代化の足音

内容説明

通史で読み解くからこそ、見えてくるものがある。家康から綱吉の時代は戦後の高度経済成長、新井白石の「正徳の治」は平成のバブル崩壊といったように、江戸時代の経済変動は現代と似ている点が多い。デフレからの脱却につながった、吉宗による「享保の改革」の功罪とは。田沼意次の構造改革が成功しなかった理由とは…。徳川幕府の経済政策の成功(光)と失敗(影)に学ぶ。

目次

序章 歴史は繰り返す!?―現代と重なる江戸の経済変動
第1章 家康の経済戦略“エドノミクス”
第2章 幕府を揺るがした政治危機と大災害
第3章 “元禄バブル”の実相
第4章 正徳の治―“バブル”崩壊でデフレ突入
第5章 吉宗の「享保の改革」―元祖・リフレ政策
第6章 田沼時代の真実―成長戦略と構造改革の試み
第7章 「寛政の改革」―超緊縮で危機の乗り切りを図るが…
第8章 「化政バブル」―“最後の好景気”

著者等紹介

岡田晃[オカダアキラ]
1947年、大阪市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日本経済新聞社に入社。記者、編集委員を経て、1991年にテレビ東京に異動。米国現地法人の社長、理事・解説委員長を歴任、経済番組のキャスター等を務めた。2006年にテレビ東京退職、大阪経済大学客員教授に就任。2022年より同大学特別招聘教授。経済評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

117
江戸時代の経済政策を概観すると、現代日本にも通じるものが見えてくる。高度成長が失速すると手直しが叫ばれるが、必ずインフレか不況のぶり返しが来る。過去の成功体験に固執して新しいやり方を取り入れるのに政治も官僚も臆病となり、昔は儒教、現代は財政健全化という理想論が振りかざされるため、やるべき政策をやるべき時期に打てない事態が頻発する。結果として消極的な対症療法ばかり行われ、先の先を見据えた大胆な構造改革や長期計画などは嫌われるのだ。アベノミクスを引き継いだ岸田内閣は、内向きの寛政の遺老時代そのものではないか。2023/12/24

よっち

34
通史で読み解くからこそ見えてくるものがある。家康の経済戦略から天保の改革まで、徳川幕府の経済政策の成功(光)と失敗(影)に学ぶ一冊。家康から綱吉の時代は戦後高度経済成長、新井白石の正徳の治は平成バブル崩壊、デフレからの脱却に繋がった吉宗による享保の改革の功罪、田沼意次の構造改革が成功しなかった理由など、大きく変わる社会構造の中で取り組みを、当時と今の目線からそれぞれ見ていくと、なるほどと思う部分もある一方で、昔に戻せば問題が解決するわけでもなく、正しくても支持を得られなければやはり難しいものがありますね。2023/12/11

みこ

25
江戸時代を経済史ではなく経済政策史として読み解く。寛政や天保の改革は改革とは名ばかりの保守回帰である。享保の改革も少なからずそういう一面はあるが、こちらは後半部分は改革と言っても良いだろう。なんとなく水野忠邦が幕府政治に止めを刺した感がある。黒船以前にも外国船はたびたび日本を訪れているのだが、よりによって保守時代に来てしまうことに歴史の皮肉を感じる。田沼時代にラクスマンが来てたら歴史はかなり大きく変わっていただろう。2024/02/14

AdamX

3
江戸時代の人々も、あの手この手を使い必死になって経済を良くしようと頑張っていたということが分かった。読んで一番思ったのはやはり、現在税収過去最高の日本において財政政策で最もやらなければならない事は、「歳出削減」なんだろうなと。あともう一歩の所まで来ている、これを国も国民も恐れず、受け入れ、乗り越えていかないといけないんじゃないのかな。2025/01/21

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