内容説明
本書は、理工系の学生が初めて微分方程式を学ぶための入門的教科書である。例題を通して、さまざまな微分方程式の解法をきちっと身につけられるようになること、さらに、将来進む専門分野で微分方程式の知識を役立てられるようになることを念頭におき、多くの微分方程式を取り上げて丁寧に解説する。理論の詳細よりは演習に重きをおき、例題、演習問題はやさしいものを取り入れ、数学が得意でない学生でもきちんと学ぶことができる。三訂にあたっては、全体を通して解説をよりわかりやすくするとともに、内容・構成を見直して入門編、基礎編、発展編の三部に分け、学習者のレベルにあわせて読み進めることができるようにした。さらに、演習問題を適切なレベルに調整し解答を充実させることで、自学自習の際に役立つよう配慮している。
目次
１章 入門編（微分方程式の導入と積分の復習；変数分離形の微分方程式；１階線形の微分方程式 ほか）
２章 基礎編（微分方程式の解；定数変化法；同次形の微分方程式と変数変換 ほか）
３章 発展編（１階正規形の微分方程式の解；ラプラス変換を用いる解法；確定特異点型の線形微分方程式 ほか）
著者等紹介
石川恒男［イシカワツネオ］
１９９１年神戸大学大学院自然科学研究科修了。現在、大阪工業大学工学部教授。博士（理学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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