内容説明
複素解析学は、数学の諸分野をはじめ物理学などとの結び付きを深めながら発展を続けている。その理論は極めて美しく、応用は多岐にわたる。本書は、第1巻で学んだ複素解析学の基礎的な理論を踏まえた上で、より発展的な理論について解説する。「双曲幾何学」「リーマン面」「正規族」「複素力学系」など、歴史も古いが、現代数学の第一線の研究にも絡んでいる話題を中心に、現代的視点にたって、具体例や歴史的背景に適宜ふれながら丁寧に解説されている。
目次
6章 一次変換と双曲幾何
7章 解析接続とリーマン面
8章 正規族
9章 等角写像
10章 複素力学系入門
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