内容説明
本書は、数理計画法とよばれるものの数学的側面である極値問題について、理論、算法、解の実行を述べたものである。本書では、大学の『線形代数』と『微分・積分』とをひと通り履習し終え、数理計画法の理論と算法を学ぼうとする学生諸君の教科書、あるいは自習書となるよう意図して、著者が慶応大学経済学部で行ってきた講義を基に書いたものである。そのため専門書なら一般論の命題と証明で済むような個所を易しい例をあげくりかえし説明したり、イメージをつかむため少々無理な図解をしたり、重複になることをいとわず特殊な場合の証明をやったり、いろいろの工夫をしている。
目次
1 多変数関数の微分
2 線形系の可解性
3 二次形式の定値性
4 行列式の展開
5 条件なし極値
6 等式条件付き極大、極小
7 不等式条件のもとでの極値問題
8 線形計画法
9 応用例
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- 和書
- 白薔薇