出版社内容情報
偉人の誕生や国家隆盛を支える「歴史」は、どのように解釈され「創作」され拡大していったのか。「物語」を求める人々の性(さが)が生み出した「歴史」の本性を、さまざまな角度から照らし直した話題作。
内容説明
奇跡のような偉大な業績や救世主の武勲。人びとが信じてしまいたい「歴史」ほど魅力的なものはない。そこに熱狂が生まれ、古今を問わず、指導者や国家は「力」を得てきた。
目次
第3章 創始者(ムハンマド、クルアーン、イスラム教;聖母マリア;大地の女神トナンツィンとグアダルーペの聖母)
第4章 共通紀元後の帝国(神聖ローマ帝国の創作物語;王たちの叙事詩、アレクサンドロス大王、マラッカ・スルタン朝;フランク人、シャルルマーニュ、武勲詩 ほか)
第5章 イデオロギー(「発見」―ヨーロッパの権力の物語;海上帝国ポルトガルの叙事詩;デガナウィダとイロコイ連邦 ほか)
著者等紹介
ウッド,バリー[ウッド,バリー] [Wood,Barry]
カナダ生まれ、アメリカに帰化。スタンフォード大学で英米文学、人文学、宗教学の博士号を取得。ヒューストン大学でビッグバンから現在までの宇宙の物語の歴史と人類の状況との深いかかわりに重点を置く「コズミック物語」の教鞭を執る。テキサス国際教育コンソーシアムとマレーシアのマラ工科大学でも教壇に立った。そのほかさまざまな学術誌に寄稿している。国際ビッグヒストリー学会の創設メンバーでもある
大槻敦子[オオツキアツコ]
慶應義塾大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金吾
佐倉