出版社内容情報
古代ローマの石板、ダ・ヴィンチ、アインシュタインなど、古代から現代まで、戦禍や災害を逃れて人類に残されたさまざまな手紙、書状、メッセージ、郵便物、遺書、通信、電報などを100件選び、手紙の内容と背景を解説する。
内容説明
古代から現代まで、戦禍や災害、弾圧を逃れて人類に残されたさまざまな手紙、書状、メッセージ、通信、電報などを選び、その内容と背景を解説する。書かれた言葉には、読む人にインスピレーションを与え、驚かせ、楽しませる力がある。古代ローマ帝国の生活を生き生きと描き、国王へ新大陸発見が報告され、戦いの前夜に提督から手形信号旗で艦隊にメッセージが送られた。歴史のターニングポイントとなった簡潔なメモや、世界的スキャンダルとなったメールにいたるまで衝撃的な手紙を年代順に収録している。
目次
スパルタ人がマケドニアのフィリッポス2世の手紙に返答する(前346年頃)
カエサルの暗殺者たちは自分たちの身の振り方を心配している(前44年)
聖パウロがキリスト教の教義について語る(50年頃)
木板に書かれた手紙がローマ帝国の辺境における生活を今に伝える(100年頃)
小プリニウスがタキトゥスにポンペイの噴火災害に関する詳細な情報を伝える(106‐7年頃)
ローマ帝国の滅亡に際し属州ブリタンニアの住民が援助を求める(450年頃)
マグナ・カルタ(大憲章)の制定により、イングランドの貴族が彼らの政治力を伸ばそうとする(1215年)
ジャンヌ・ダルクがヘンリー6世に、自分には神が味方していると告げる(1429年)
レオナルド・ダ・ヴィンチがミラノ公に自分の能力を列挙した手紙を書く(1480年頃)
ヘンリー7世がイングランドの貴族に助力を求める(1485年)〔ほか〕
著者等紹介
ソルター,コリン[ソルター,コリン] [Salter,Colin]
歴史作家。マンチェスターメトロポリタン大学(イギリス)とクイーン・マーガレット大学(スコットランド・エディンバラ)で学位を取得
伊藤はるみ[イトウハルミ]
1953年名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部フランス学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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