ルイーザ・メイ・オールコットの「若草物語」クックブック―四姉妹たちの作品世界とすてきなレシピ

モランヴィル，ウィニ〈Ｍｏｒａｎｖｉｌｌｅ，Ｗｉｎｉ〉/オールコット，ルイーザ・メイ【著】〈Ａｌｃｏｔｔ，Ｌｏｕｉｓａ Ｍａｙ〉/岡本 千晶【訳】

原書房（2020/10発売）

• サイズ A4判／ページ数 112p／高さ 23cm
• 商品コード 9784562057764
• NDC分類 596.23
• Cコード C0098

出版社内容情報

『若草物語』に登場する朝食用のマフィンやパンケーキから、物語を締めくくるピクニックでみんなが味わうアップルターンオーバーまで、マーチ姉妹の大好物を現代風にアレンジした50のレシピに写真と小説からの引用を添えて。

内容説明

愛すべきマーチ姉妹の大好物を現代風にアレンジした５０のレシピ。１５０年以上ものあいだ愛されている世界的ベストセラー『若草物語』のエピソードとすてきな料理が満載。

目次

第１章　ハンナの朝食
第２章　家族や友人との集い
第３章　マーチ家のディナーとサパー
第４章　甘いおやつ、デザート、飲み物

著者等紹介

モランヴィル，ウィニ［モランヴィル，ウィニ］ ［Ｍｏｒａｎｖｉｌｌｅ，Ｗｉｎｉ］
フードライター兼編集者として２５年のキャリアを持つ。これまで多くの料理雑誌やウェブサイトに記事を書いてきた。アメリカで最も愛読されている雑誌『Ｂｅｔｔｅｒ　Ｈｏｍｅｓ　＆　Ｇａｒｄｅｎｓ（ベターホームズ＆ガーデンズ）』に１９２８年から２０００年代初頭にかけて掲載されたレシピを集めた本―ではリサーチャー兼ライターを務めいる

オールコット，ルイーザ・メイ［オールコット，ルイーザメイ］ ［Ａｌｃｏｔｔ，Ｌｏｕｉｓａ　Ｍａｙ］
１８３２年に生まれた。幼少期と青春期のほとんどを通じて、一家は貧しい生活を送っていた。幼くして書くことを始め、１７歳になった１８４９年、最初の小説を完成させる。１８６８年、出版社から少女向けの本を書いてほしいとの依頼を受け、自分の家族の経験をもとに『若草物語』を６週間足らずで書き上げた。１８６９年にはその第２部が出版。１８８８年に亡くなった（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よこたん]

“アスパラガスは１時間もゆでたがため、先っぽはくたくた、茎はかえって硬くなってしまい、ジョーは悲しくなった。”　確かめようね、ゆで加減の途中経過。夢中で読みふけった懐かしい若草物語の世界。そして物語の中の料理に、いつだって心躍らされた。想像と妄想が入り混じってうっとりするけれど、失敗料理が妙に心に残ったりする。本全体がとても可愛らしく作られていてワクワク。写真が少なめだったので、イラストでもあれば嬉しかったなぁ。仕方ないのだけど、ベスの影が薄くてさみしい。「ハンナのたたきつぶしたポテト」に笑ってしまう。

2021/02/11

[愛玉子]

可愛らしい表紙に惹かれて借りてきました。でも若草物語の料理って、結構失敗した場面が多かった気が…オムレツだったかな？と思ったらありました「母さまに食べさせたい上等オムレツ」「改良版ジョーのコンビーフ」「改良版ジョーのアスパラガス」がんばれ、ジョー！レシピは現代風にアレンジしてありますが、中には全くの別物になっているのもあって、それはちょっと残念。でもオリジナルだと現代人の口には合わないんだろうな。物語中のライムピクルス人気は謎だもの。スピンはピンク色のリボンで見返しは赤に黄のドット、とてもお洒落な本です。

2021/02/23

[しおり]

子供の頃の愛読書のひとつ！若草物語にちなんだレシピ集。オールドアメリカンな雰囲気を残しつつ現代っ子に合うように改良されたレシピはどれもgood😋。可愛らしい装丁やイラストもステキ😊。今回は図書館で借りたけど、手元に欲しいです！(結構なお値段ですが…(笑))

2020/12/10

[kei]

栞の紐がピンクのリボン。装丁のカラーも絵も可愛い。若草物語の登場人物たちが当時食べていたであろう料理のレシピとコラム本。レシピの写真が少ないのが残念だけど、当時の流行を知ることができて面白い。エイミーの学校で大流行したというライムピクルス（作るのににんにくやマスタードシードを入れます💦）はどんな味のものなんでしょうね💦作ってみたくなったのは「ローストビーフのピクニックサンドイッチ」とクローブ入り「レモネード」

2020/12/07

[くさてる]

「若草物語」に登場する料理やお菓子、または作品世界に準じた食べ物のレシピ集。子供の頃に読んだきりだったけど、この本で、ジョーが作ったさんざんなパーティ料理や、ハンナの二つ折りパイ、エイミーのライムピクルス、ローレンス氏のアイスクリームを思い出した。写真も奇麗でレシピも分かりやすく、読み物としても面白かったです。

2020/10/24