CIA裏面史 - 薬物と洗脳、拷問と暗殺

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  • サイズ 46判/ページ数 423p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562057214
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0098

出版社内容情報

CIAの薬物実験・拷問による尋問など無法とも言える極秘洗脳工作の全貌を、元ニューヨーク・タイムズの敏腕記者があぶり出す! 旧日本軍731部隊との「つながり」も見逃せない語られざる秘史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

18
かつてCIAが行った大規模なマインドコントロール実験「MKウルトラ」。それを主導し、洗練させ、現在でも行われている拷問の基礎を作ったゴッドリーブ。彼を中心に組織の暗闇に触れる。計画のためなら被験者を騙し、死のうが廃人になろうが知ったことではない。 アメリカの安全のためソ連よりも先にマインドコントロールの方法を確立させるという脅迫めいた動機は、誰も止めることは出来なかった。 陰謀論が出ると必ずと言っていいほど名前が挙がるCIA。前から興味があったが、その一端が垣間見れた気がする。2020/05/01

パトラッシュ

8
人体実験という禁断の果実に手を出した科学者がいる。アウシュビッツのメンゲレ、731部隊の石井四郎、本書の主人公であるCIAのゴットリーブ。彼らは「祖国が戦争に勝つためなら何でも許される」と心から信じていたのか。冷戦下で洗脳や毒殺目的の研究を重ねたゴットリーブは間違いなく信じていた。さもなくば友人にLSDを飲ませたり、売春宿の客にLSDを投与しセックスへの影響を観察することまでやれないだろう。しかし数々の実験や作戦はほとんど成功せず、LSDをアメリカに広めるだけに終わった彼は自分の研究をどう考えていたのか。2020/02/18

犬養三千代

6
アメリカと言う国のおぞましさ非情さをひしひしと感じる。薬物を使って人を廃人にしていく過程は読んでいで嫌になった。が、怖いもの見たさだろう。最後まで読んでしまった。ゴットリーブの恐ろしさの源泉はいったい何!2024/06/30

田中峰和

4
マインドコントロールで暗殺者に仕立てたり、都合の悪い記憶を消去したり、ゴッドリーブが目指したのは、中世の錬金術のようなエセ科学。50年代に生体実験を繰り返し、被害者を出していたのに、結果が出ないと放棄する。次に目指したのは暗殺用の毒薬。カストロの毒殺計画をはじめ、敵対国の指導者の暗殺未遂に加担した。薬物、洗脳、拷問、暗殺を進めるMKウルトラの組織解体にあたって、ゴッドリーブは、全ての資料を破棄。彼の犯罪を追及するには至難の技となった。共産主義からの防衛のため手段を選ばなかった男も心を病み失意の死を迎えた。2021/09/26

takao

3
ふむ2020/11/06

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