ナチスから図書館を守った人たち―囚われの司書、詩人、学者の闘い

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ナチスから図書館を守った人たち―囚われの司書、詩人、学者の闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562056354
  • NDC分類 010.238
  • Cコード C0098

出版社内容情報

見つかれば命はない。それでも服の下に隠して守ったのは、食料でも宝石でもなく、本だった。最も激しいホロコーストの地で図書館を運営し、ナチスから本を守ったユダヤ人たちの激闘を描くノンフィクション。

内容説明

ナチスは迫害行為を正当化するため、ヨーロッパ全土のユダヤ人から蔵書や文化的財産を略奪し、ドイツ国内のユダヤ民族図書館へと移送した。しかし、ドイツに送られるのはほんの一部。残りの大半は焼却され、神聖なトーラーの巻物はナチス兵の革靴に再利用された。最も激しいホロコーストがあったリトアニアの首都ヴィルナ(現在のヴィリニュス)で、自分たちの文化が踏みにじられるのを許すまいとした通称「紙部隊」―知識人ら40名のユダヤ人たちが命を懸けて闘った、知られざる歴史の記録。全米ユダヤ図書賞受賞!

目次

第1部 戦前(シュメルケ―党員の生活;本の都市)
第2部 ドイツ占領下で(最初の攻撃;地獄の知識人たち ほか)
第3部 戦後(地下から;類を見ない美術館 ほか)
第4部 粛清から贖再へ(粛清への道;その後の人生 ほか)

著者等紹介

フィッシュマン,デイヴィッド・E.[フィッシュマン,デイヴィッドE.] [Fishman,David E.]
ニューヨークのユダヤ人神学校の歴史教師。『ナチスから図書館を守った人たち―囚われの司書、詩人、学者の闘い』で2017年に全米ユダヤ図書賞ホロコースト部門を受賞

羽田詩津子[ハタシズコ]
翻訳家。東京生まれ。お茶の水女子大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

85
灰燼になろうとしていたユダヤ文化の一つとも言える書物。それを明日の命すら危うい中で守り続けた人々の記録である。同時に当時の強者達の歴史に翻弄されたリトアニアとユダヤ人達の記録でもある。命を賭して守った書物。それらは生きるための希望にもなった。しかし、ソ連による思想統制などで戦後も艱難辛苦が続いた。生き延びた者も鬱や家族とのやり直し、迫害に手を貸した者への復讐、中々、下りないアメリカ永住ビザという現実に立ち向かわなければならなかった。そして文化財を毀損した者には寿命を全うした者もいた事が腹立たしい。2019/06/02

oldman獺祭魚翁

39
昨日読了 非常に読みやすくかつ優れたノンフィクションです。イディッシュ文化を基とする中東欧のユダヤ人文化を、文字通り命を懸けて守ったリトアニアの首都ヴィルナのユダヤの人々の話です。絶対的に不足していた食料より、本や資料を身体に巻き付けてゲットーに運んだ「紙部隊」 「真に文化を知識を守るということはどういう事なのか?」という事を改めて考えさせられる一冊です。皆さんは知らないうちに、イディッシュ文化の歌を歌い、イディッシュ文化の劇を観ているのですよ。2019/04/14

星落秋風五丈原

38
メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本を舞台に、読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の活躍を描いた『図書館戦争』という小説がある。ポーランド領ヴィルナでは、図書隊ならぬ紙部隊が実在した。彼等は読書の自由を楽しむためでなく、ユダヤの文化を守るために、自らの命を懸けたのだ。 2019/03/22

のり

11
リトアニアのゲットーで、ナチスドイツから本を守ったユダヤ人たちの話。見つかったら処刑されることはわかっていて、それでも本を守るなんてできるだろうか。自国の本が奪われたり廃棄されると想像すると恐ろしい。戦時中の描写は本当に辛かった。本当にノーモア・ウォーですよ。2024/12/18

ののまる

7
ちょっとダラダラっとした文章で何回も寝落ちしてしまったけどw、本を守ることで自分の精神を守った人たち。2019/08/15

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