熊野 八咫烏

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562048670
  • NDC分類 163.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「古事記」や「日本書紀」に登場し、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている「八咫烏」。
長年、熊野で研究を続けてきた著者が、中国、朝鮮の伝承から、
日本そして熊野における八咫烏の神話に関する文献をていねいに掘り起こし、
八咫烏表象の経緯や概念をわかりやすく解説。

内容説明

世界に多数ある「カラス」神話・伝承で、熊野が、三足烏にこめてきた意味はなにか。太陽の表象、八咫烏の歴史をさぐる。

目次

第1章 ルーツを求めて―古代中国の三足烏
第2章 伝承の架橋―朝鮮の三足烏信仰
第3章 古代日本の三足烏
第4章 神武東征と熊野の八咫烏
第5章 熊野三山の八咫烏伝承
第6章 熊野牛玉宝印と八咫烏
第7章 八咫烏伝承の伝播
第8章 八咫烏の霊性

著者等紹介

山本殖生[ヤマモトシゲオ]
1949年新宮市生まれ。明星大学人文学部卒。新宮市役所熊野情報センター準備室長、新宮市教育委員会学芸員を経て、熊野三山協議会幹事、熊野歴史研究会事務局長、国際熊野学会常任委員、日本山岳修験学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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磁石

21
もしも、神武天皇の東征が失敗に終わって九州の地に逃げ帰ってしまったのなら、彼らを助けた八咫烏たちは裏切り者となる。おそらく、太陽の象徴なんて意味不明かつおこがましい事も、言えなかったことだろう。それでも、神武天皇の国づくりから住民たちが楽しく豊かに暮らせていたのなら、例え裏切っても正義は残る。でも……どうやらそうではないらしい。そもそも、神武の東征の動機が「あの土地豊かだから」との略奪者。理のない奴は誇大に自分を崇めさせる=「嘘百ぺん自ずと真に至る」の信仰者。本当の正体は……いずれわかるだろう2017/09/24

Kazyury

2
熊野古道>熊野牛王>八咫烏との連想で、基礎知識を得るために読んだ。が、9割9分頭には入らず、、、。 三足烏が太陽の象徴であり、太陽信仰、神武東征と天照の主神化に鑑みて大陸の影響力が印象的。 春には小辺路を歩くつもりで、三社は本宮しか行かない予定だけど、デザイン的には那智の熊野牛王符が一番いいなぁ。2019/02/25

わ!

1
すごい本だ!とにかく八咫烏のオンパレード!はじめから終わりまで、八咫烏ばっかりの本である。ページも300ページをこえるほどあり、よくぞここまで八咫烏について書き連ねたよな…と感心してしまう内容である。まさに八咫烏事典と云っても過言ではない。とにかく八咫烏自体の資料が少なかったので、マニアとしては「やってくれました!」と喜びたくなる一冊であることは間違いない。2012/12/25

ゆめたがえ

1
八咫烏のルーツがわかりやすく説明されていました。 Jリーグが始まってすぐのサッカー日本代表のエンブレムを見て「なんですとー!」と思ったことを思い出しました。そのときは熊野と関係があるとは知らず、でも三足烏が八咫烏というのは知っていました。あのときは驚いたな~。 2013/06/16

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