内容説明
石に穿たれたローマが、いま浮かびあがる。コミュニケーションの手段、政治的宣伝、神々への祈り…碑文が果たした本当の役割とは。
目次
第1章 古代における情報伝達
第2章 二カ国語および多言語による碑文―その役割
第3章 聖なるものへの言葉
第4章 政治に関わる言葉
第5章 文書館に保存する
第6章 記憶を保存するための手段としての碑文
第7章 絵筆や掻き字による銘文、母型でスタンプされた銘文
付章 碑文の補遺
著者等紹介
ドナーティ,アンジェラ[ドナーティ,アンジェラ][Donati,Angela]
イタリアのボローニャ大学の碑文学および古代ローマ史教授。国際的な碑文学専門誌「エピグラフィカ」編集長
小林雅夫[コバヤシマサオ]
早稲田大学文学学術院名誉教授。古代ローマ史専攻
林要一[ハヤシヨウイチ]
東京外国語大学イタリア科卒。外交官として、イタリアおよびヴァチカン在勤、通算20年。その後10年間、南アフリカ、ニュージーランド、中央アフリカに在勤。退職後、日本国際問題研究所専務理事、ローマ教皇庁立グレゴリアン大学ラテン文学高等学院(3年)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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