「もの」から読み解く世界児童文学事典

川端 有子/こだま ともこ/水間 千恵/本間 裕子/遠藤 純【著】

原書房（2009/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 454p／高さ 22cm
• 商品コード 9784562045204
• NDC分類 909.031
• Cコード C0090

内容説明

日本・外国の創作児童文学作品に登場する「もの」に焦点をあて、「もの」から読み解く作品案内。食べもの、身につけるもの、道具、植物、生きもの、乗りもの、家の中のもの、家の外のもの―全体を８つに分類、見開き１項目計２００項目２００冊をイラスト・写真・書影と共に紹介した読む事典。巻末にタイトル・人名・もの索引を掲載。

目次

１　食べもの
２　身につけるもの
３　道具
４　植物
５　生きもの
６　乗りもの
７　家の中のもの
８　家の外のもの

著者等紹介

川端有子［カワバタアリコ］
京都市生まれ。関西学院大学大学院博士課程満期退学、ローハンプトン大学でＰｈＤ（児童文学）を取得。愛知県立大学外国語学部国際関係学科教授。英語圏、おもにイギリスの児童文学を文化論的な見地から研究している

こだまともこ［コダマトモコ］
小玉知子。東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社に勤務の後、児童文学の創作と翻訳を始める。白百合女子大学児童文化学科講師

水間千恵［ミズマチエ］
神戸市生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程修了（名誉修了生）。博士（文学）。（財）大阪国際児童文学館勤務を経て、現在、國學院大学文学部非常勤講師。英語圏の作品を中心に、歴史的、社会的、文化的観点から児童文学を研究している

本間裕子［ホンマヒロコ］
東京都生まれ。青山学院大学大学院修士課程修了。イギリス児童文学を専攻。現在、青山学院大学ほかで非常勤講師を務める

遠藤純［エンドウジュン］
京都市生まれ。兵庫教育大学大学院博士課程（単位取得）を経て、現在、（財）大阪国際児童文学館主任専門員。専攻は、宮沢賢治研究、および日本児童文学史。“宮沢賢治”の評価・受容史を中心に研究している。神戸市在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[かもめ通信]

日本や海外の創作児童文学作品に登場する「もの」にスポットをあてた事典。 食べもの、身につけるもの、道具、植物、 生きもの、乗りもの、家の中のもの、家の外のもの、と ８つの項目に分類して合計２００項目、２００作品の児童文学を紹介しています。 文字通り「事典」として利用するには、情報量が少ない気もしますが、読んだことのない本、知らない「もの」も多く、なかなか興味深いものがありました。 端からずんずんと読み進めるというよりは、興味がある項目、ぱっと開いたページから読んでいくのに適しているようです。

2014/05/10

[クサナギ 「読んでる本」＝「バイブル本」]

物語に登場する食べ物やアイテムにときめく私にはピッタリな本でした。古典的名作もあれば最近の作品もあり、勉強になります。気になるアイテムはさらに調べたくなる！そして読みたくなる(笑)

2017/12/11

[かなかな]

話は覚えていなくても場面だったりそれこそアイテムを覚えていることはよくあります。そんな「もの」に着目した事典。書評、読み物として面白かったです。

2011/09/02

[たく]

余裕があったら是が非でも蔵書に加えたい。 昔自分で読んでわくわくした記憶もよみがえり読みたい本も沢山できた。本好きの子供がいたら、ここに書かれてる本を片っ端から一緒に読みたい。 いい本だ！！！ 願わくば、食べ物だけ・植物だけ･衣装だけ・で夫々一冊ずつ作ってくれたらいいのにな～～

2014/02/10