- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
「そなたも、私を愛してくれるか?」ジューネは、リウイを上目遣いに見て言った。その表情には恥じらいさえ感じられる。リウイには信じられなかった。目の前にいる女性が、本当に、鋼の国と恐れられるロドーリルの鉄の女王なのか?魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイが今回訪れたのは、城塞都市プリシス。そこはロドーリルとの戦いに敗れ、占領下に置かれていた。女王が滞在する宮殿に運良く招かれたリウイは、少女のように振る舞う女王に違和感を感じていた。その違和感の意味を探るうちリウイは、ロドーリルの無謀な侵攻の裏に美しい娘と騎士見習いの哀しい物語があることを知る。リウイ、サーガ最終章、第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
9
再読。侵略国家が侵略を続ける理由を取り除くお話。マジックアイテム絡みだということはファンタジーだけれど、けっこう親の命令とか、歪んだ愛情とかに引きずられて政治家をやっている場合があるような。安倍晋三だって、養子に行ったさきが岸一族だから右傾的な発言しかできないという側面がある。というより、彼の言動は昭和の妖怪・岸信介そのまま。閑話休題、戦争をせずに豊かな国が作れるという前提があったら、おそらく戦争をする奴はいないだろう。人殺しの方がマシ、という貧困や抑圧があるから、戦闘になるのだと思うが。2014/09/01
barcarola
5
ロドーリルやプリシスの設定を補完するエピソード。2023/01/01
ナユタ
3
今回のキーアイテムが、まさにTRPG風味でよかった。2015/04/07
クイックラック
2
再読。鉄の女王ジューネの治める恐怖の軍事国家ロドーリルを舞台にこれまでのサプリやガイドで語られなかった秘密が明かされる。あー、そういえばそんな話だったなあ。ワールドガイドや他作家さんの小説読んでるととってもミステリアスなジューネの秘密にワクワクしてたの思い出した。起承転結がTRPGシナリオっぽい展開なのも読んでて楽しい。2020/01/22
ともぞう
2
SWシリーズで名前だけ出てきた、ロドーリル、女王の話。 これまで、名前しか出ていなかったけど、うわさってそんなものか?と思わせる話。2016/08/16
-
- 和書
- ことばのおもしろ事典