内容説明
誰もが振り向くような自慢の恋人をエリート医師に奪われてしまった省吾。あることからこの医師が彼女を殺してしまうと「知った」彼は、全てをなげうって奔走する。そんな省吾の「執着」に、周囲の人間はあきれ、次第に離れていってしまうのだが…。やがて、事態は思いも寄らない方向へ転じていく。痛々しいほど真っ直ぐな気持ちだからこそ、つかむことのできた「真実」とは。
著者等紹介
北國浩二[キタグニコウジ]
大阪市出身。フリーライターを経て、2003年に『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』が第5回日本SF新人賞に佳作入選。2005年に同書を刊行し、デビュー。第二長編『夏の魔法』がAmazon「Best Books of 2006エディターズ・ピック」の文芸ベストに選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココ(coco)
25
☆☆☆北國浩二さん、2作目です。ストーリーが良くねられているとは感じましたが、それだけだったような感想です。登場人物に魅力が無くて、著者の本はもう読まないかな。2020/12/10
zanta
16
10/1/8/2016 ここに書こうとして初めて再読だと気づいた。どうりで展開に既読感はあったのだ。それなのに既読だと気づかないとは。益々自信なくすなぁ。2016/01/08
山田太郎
13
伏線少な目な初期の道尾秀介と思った、なんとなく。読みやすく面白かったが、ハードカバーでもないのにこの値段は高すぎと思った。2011/02/19
ベルガモット
11
前半とはガラリと様相が変わる後半 見えなかった構図が明らかになって タイトルがこう繋がるのかと感心。許されることではないにしろ動機は理解しやすいし 伏線も綺麗に回収されていたし。主人公にイマイチ感情移入できなかったのが難ですが この作家さんの他の作品も読んでみようかな。 2010/02/10
マサキ@灯れ松明の火
10
「俺」は知ってしまった…ヤツが「彼女」を殺そうとしてることを……誰も信じちゃくれない…「俺」の孤独な戦いが始まった…「彼女」を守りたい…ただ、それだけだった……2012/02/01
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- 和書
- 悲願千人斬の女