出版社内容情報
明治から昭和前期、京都の小さな新興宗教団体を国際的宗教複合体に成長させたカリスマの評伝。帝国の時代に突入する変動期の社会と、宗教者、企業家、社会運動家ほか多くの才を開花させた異能の軌跡を丹念に調べて重ね描く。
内容説明
明治後期から昭和前期、京都の小さな新興宗教団体を国際的宗教複合体「大本」に成長させた“カリスマ的宗教起業家”出口王仁三郎。帝国の時代に突入する近代日本の社会と、宗教者、芸術家、社会運動家ほか多くの面をあわせ持つ異才の軌跡を丹念に調べて重ね描く。
目次
第1章 出口王仁三郎―少年時代から大本教の指導者になるまで
第2章 新国学―神話、政治、農本主義についての大本教の見解
第3章 大正心霊主義
第4章 自己顕示傾向―布教への視覚的新技術の利用
第5章 矛盾する国際主義?―世界の中の大本教
第6章 愛国主義への方向転換と第二次大本事件
結章 帝国時代の日本における国家、宗教、伝統
著者等紹介
ストーカー,ナンシー・キヌエ[ストーカー,ナンシーキヌエ][Stalker,Nancy Kinue]
2002年にスタンフォード大学で歴史学の博士号を取得。現在はテキサス大学オースティン校アジア史学科で准教授を務める
井上順孝[イノウエノブタカ]
1948年生まれ。國學院大學神道文化学部教授・日本文化研究所所長。博士(宗教学)。(財)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター長。東京大学文学部卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、国学院大学日本文化研究所教授をへて現職
岩坂彰[イワサカアキラ]
1958年生まれ。京都大学文学部哲学科卒。編集者を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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