内容説明
基礎知識、信仰、他宗教との比較、慣習と文化、テロリズム、社会、政治、経済など、イスラームへのあらゆる疑問に答える決定版。
目次
1 基礎知識
2 信仰と実践
3 イスラーム教と他の宗教
4 慣習と文化
5 暴力とテロリズム
6 社会、政治、経済
7 西洋のイスラーム教徒
著者等紹介
エスポジト,ジョン・L.[エスポジト,ジョンL.][Esposito,John L.]
ジョージタウン大学ウォルシュ外交大学院のイスラム教徒・キリスト教徒相互理解促進センターの創立理事であり、宗教・国際問題の教授。中東学会元会長。ワシントンDC在住
山内昌之[ヤマウチマサユキ]
東京大学教授(大学院総合文化研究科)。1947年札幌生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、東京大学助教授、トルコ歴史協会研究員、ハーヴァード大学客員研究員等をへて現職、政策研究大学院大学客員研究員も務める。発展途上国研究奨励賞、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞(2回)、吉野作造賞、司馬遼太郎賞などを受賞。2006年4月、紫綬褒章を受章
井上廣美[イノウエヒロミ]
翻訳家。名古屋大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ikatin
6
入門編その2.Q&A形式なので、自分にとっては気になるところを拾い読みができてある意味理解しやすかった。知らない部分に加え、これまで持っていたイメージと変わる部分も多く、今後ニュースを読む深さが変わると思う。一方、日本人の宗教観というのはどんなんだろうか。きちんと答えを持ってる人は少ないんじゃないかな。2013/08/17
翠
1
質疑応答形式で比較的中立の立場で、イスラム教とあまり関わったことがない人に対する分かりやすい解説と実態の説明という感じで参考になる。一作者の考えではあるため全てを鵜呑みにしてはならないと思いますが、ムスリムの生活や価値観を知る助けになる本。2023/01/18
oDaDa
1
確かにイスラームを理解する上で必要な基礎知識は網羅されている。だが、質問形式での展開は、読んでいるときにはわかった気になっているものだが、読了後にどれほどの感動をもたらすかは疑問に思う。イスラームを理解するためにもっとわかりやすく取っ組みやすい本はあると思うし、ムスリムの息遣いをもっと近くに感じたいなら、いっそコーランを読んでしまった方が早い。2013/07/08
偽教授
1
基礎知識を学ぶには比較的手ごろな本だけれど……正直なところ、イスラム教徒ってルサンチマン溢れまくってるなあ、というのが実感であった2012/10/08
M氏
0
比較的中立的な視点で多くのトピックを網羅してくれている。 コーランの再解釈可能性やイスラームの広がり、多様化はこれからどうなっていくのだろうか。なんか日本の社会に関しても色々思うところがあったけれど(会社と宗教の帰属性とか)まとまらなかった。寝る。2016/07/06