出版社内容情報
美しくも邪悪な鬼・霞童子(かすみどうじ)を追う陰陽師の晴亮(はるあきら)と武士の虎丸(とらまる)は、弟子の伊惟(いい)も交えてあやかし退治をこなす日々を送っていた。ある日、なぜ伊惟と暮らすようになったのかと虎丸に問われた晴亮は、彼との秘密の過去を打ち明ける。ところがそれを聞いた虎丸の様子が次第におかしくなり……(「鬼火の宴」)。違う時代に生まれ、江戸で出会った彼らは、時にぶつかりながらも絆を深めていく。ノンストップ和風ファンタジー第2弾!
内容説明
美しくも邪悪な鬼・霞童子を追う陰陽師の晴亮と武士の虎丸は、弟子の伊惟も交えてあやかし退治をこなす日々を送っていた。ある日、なぜ伊惟と暮らすようになったのかと虎丸に問われた晴亮は、彼との秘密の過去を打ち明ける。ところがそれを聞いた虎丸の様子が次第におかしくなり…(「鬼火の宴」)。違う時代に生まれ、江戸で出会った彼らは、時にぶつかりながらも絆を深めていく。ノンストップ和風ファンタジー第2弾!
著者等紹介
霜月りつ[シモツキリツ]
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっしー
18
晴亮が自分の力で陰陽師として頑張る姿に、前よりも頼もしさを感じました。最も、虎丸ありきで…の活躍ですが(笑 伊惟や虎丸の過去の話はどちらも切なくなりました。今この時を幸せに生きて欲しいと願う反面、霞童子を倒して京に戻った虎丸は寂しさを抱えながら生きるのかと思うと、このままでよいのではと酷い事も思ったり…。霞童子の姿も明らかになりましたが、まだまだ討伐とは行かないようですね。2025/04/05
☆Ruy
5
シリーズ2作目。陰陽師らしくなった晴亮と武士虎丸が活躍する。弟子の伊惟との出会いの経緯と虎丸の過去が描かれてる。霞童子にはまた逃げられてしまったけど江戸での今後の二人の活躍が楽しみ。 平安時代から江戸時代にやって来た虎丸は、霞童子を退治したらもとの時代に戻れるのだろうか?晴亮と虎丸の絆が強まる程に、別れは辛くなるだろうなぁと思うと切なくなってくる。2025/01/31
シンミチ
3
今回も面白かった!川姫のお話は可愛かったし、呪木母のお話は切なさがあったけど、最後は温かい気持ちになった。伊惟と虎丸の過去も知れた。2025/02/27