出版社内容情報
太平洋戦争渦中に予備士官として従軍した第1期海軍兵科予備学生らの迫真の記録。若者らの姿を通した太平洋戦線を描いた傑作。
内容説明
兵科予備学生制度の創設当初、海軍当局には、大学出ならば一般社会においてリーダーたりうる知識と教養をすでに身に着けており、一定の海軍教育・訓練を施せば、海軍士官として立派に通用するであろうという期待があった。大学から戦場へ果敢な生と死。太平洋戦域で知力をつくした、若き海軍予備士官たちの苦闘。
目次
第1章 海軍兵科予備学生―昭和十六・十七年(海軍予備学生ヲ命ズ;横須賀第一海兵団;専修教程)
第2章 斜陽の戦場―昭和十八年(任官と前線赴任;ついにガ島撤退;霧のキスカ撤退;中部ソロモンの死闘;連合軍の新攻勢)
第3章 あいつぐ玉砕―昭和十九年(中尉昇任;マリアナ諸島の失陥;悪戦苦闘;比島沖海戦)
第4章 最後の戦い―昭和二十年―終戦まで(硫黄島玉砕;比島戦線;孤立する本土;戦争末期の南方前線;最後の特攻機)
第5章 祖国への道―終戦以降(北から南から;サヨナラ、ジャンカルトアン;二人の戦犯)
著者等紹介
田中知之[タナカトモユキ]
昭和32(1957)年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部図書館・情報学科卒業。日本電気株式会社勤務を経て、昭和62(1987)年より慶應義塾職員。主として図書館員としての勤務の傍ら、海事・艦船関係、特に日本海軍に関する調査・研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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