内容説明
神秘と知の豊穣な世界。カバラ、グノーシス、フリーメイソン、聖杯、天使、テンプル騎士団、魔術、錬金術、占星術…古代からの宗教思想のすべてを網羅した決定版!800の豊富な項目と100以上におよぶ貴重な図版を集大成。
著者等紹介
マソン,エルヴェ[マソン,エルヴェ][Masson,Herv´e]
1919年、モーリシャス島で生まれたフランスの画家。キュビスムと故郷モーリシャスの光と陰を反映した独自の画風で知られる。1941年、パリに出て小さなアトリエをかまえ、詩人・作家の兄ロワとともに故国モーリシャスの独立運動のために活動し、1968年、独立を達成した故国の政治に参画する。1972年にパリにもどってからは、幼少期から強い関心を抱いていた秘教的な伝統やヘルメス主義にかんする重要な論考を書きはじめ、自己実現への独創的なアプローチによるさまざまな著作によって話題をよんだ。1990年5月、パリで死去
蔵持不三也[クラモチフミヤ]
1946年生まれ。早稲田大学文学部卒。パリ第四大学(ソルボンヌ校)修士課程修了。パリ高等社会科学研究員DEA課程修了。博士(人間科学)。現在、早稲田大学人間科学学術院教授。フランス民族学・歴史人類学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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彬
3
借)世界秘儀秘教と銘打たれているが書いている人が西欧の人なのでやはりそちらが中心になる。西欧に影響を与えたものを含めた秘儀秘教を幅広く網羅している。記述を丸呑みにするのは危険だが、興味がある人は根気よく読むと分かったような分からないような、膨大な情報に触れることが出来る。それから註釈が丁寧にされているので読みやすかった。たまにある図版に想像力をかき立てられる2012/01/09
Syujin Yukido
2
辞典を通読するのは初めて。そんなことをする人ではないと思っていた。とても良い本なのは理解するし、皆さまにはぜひおすすめしたい。だが。。。ぼくには、さあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっつぱり、わかんなかった。2025/02/13
なつき
2
【はしプロ宗教16】『世界秘儀秘教事典』読了。なぜ宗教のコーナーに……と、思ったけれども、まあ、置くならたしかにここか。秘教学(エゾテリスム)をひとつの「科学」とする立場から、世界の魔術的なものや神秘的なものを紹介していく、けっこう分厚い事典。とくにグノーシス主義の記述が目立つ。2017/04/14