内容説明
開戦時と終戦時に外務大臣をつとめ軍部の専断と闘った東郷が残した、日本が再び過った針路をとらないための外交的遺書。開戦と終戦の史実を当事者の外相自らが証言する。
目次
第1部 第一次大戦より第二次大戦迄(奉天在勤時代(第一次世界戦争勃発と日支交渉)
瑞西在勤時代(第一次世界戦争中期より独逸帝国崩壊に至る迄)
第一次伯林時代(対独媾和前後) ほか)
第2部 太平洋戦争勃発迄(第一次外務大臣就任;日米交渉の経過;日米交渉の歴史的背景 ほか)
第3部 太平洋戦争勃発後(宣戦直後;対東亜政策及大東亜省問題;一九四二年九月より一九四五年四月迄の戦局及考察 ほか)