内容説明
本書は、さまざまな分野の研究者が多様な側面から「神話・象徴・イメージ」について考察した論文を集成したものである。
目次
表象論1―コルシカ島の「ムーア人の顔」をめぐって
ザルモクシスから卑弥呼へ
ガンダーラの仏塔四柱の象徴的意味
ビザンティン美術における異教古代モティーフの変容をめぐる試論―“踊る乙女”の図像モティーフを手がかりとして
『神話学小事典』の構想
イブン・アル・ハイサム著“光に関する論攷”抄訳
泉とアレゴリー―ローマの亀の泉をめぐって
ガンダーラの「大構図」について―モティーフによる解釈
ミトラ・ヴァルナの末裔―中国大足北山石窟摩利支天像の図像分析をめぐって
兄殺しの絨毯歌(コーント)を広げる試み―ブラーフイ族の叙事詩とその文様をとく
揺銭樹を支える羊―「スキタイの子羊」への射程
ガヴァシュとは誰か?南フランスの「奴ら」の系譜―「ガヴァシュ」呼称の検討を中心として
ヤヌスの葛藤―南ケルテン地方スロヴェニア系少数派集団の、言語をめぐる〈声〉
著者等紹介
蔵持不三也[クラモチフミヤ]
1946年生まれ。早稲田大学文学部卒。パリ高等社会科学研究院DEA修了。博士(人間科学)。早稲田大学人間科学部教授
永沢峻[ナガサワタカシ]
1944年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期修了
松枝到[マツエダイタル]
1953年生まれ。早稲田大学大学院文学部研究科修士課程修了。和光大学表現学部イメージ文化学科教授
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