内容説明
スコットランド女王を処刑し、スペイン無敵艦隊を破り、イングランドに栄華をもたらした女王エリザベス。イングランド宮廷はおろか諸外国の王たちさえも手玉に取り、彼女はますます光り輝いてゆく。…優美にして獰猛な女の一代記、ここに完結。
目次
11 不協和音の娘
12 反逆者と謀反人
13 陰謀の応酬
14 女王のカエル
15 女王メアリーの最期
16 無敵艦隊を破れ
17 エセックス伯
18 貴族院と下院
19 「私室に閉じ込められた貴婦人」
20 最後の国事行為
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
叙述トリックに盛大に引っかかりたい
1
スコットランド女王メアリとのあれこれ、スペインとのアルマダ海戦、女王の死。なんとか読み終えたけれど、人物名が覚えられないせいでなんとなくの流れしか掴めていない気がする……もっともっとエリザベスのことを知りたいのに、わたしの記憶力がぽんこつすぎる…… やっぱりセシル親子やウォルシンガムが好きだなって思います2019/05/26
lorca
0
奇しくも、エリザベス女王が生まれた日である2011年9月7日(1533年)に下巻である「大国への道」を読了。500年近く前にこれだけの波瀾万乗な人生を送り、英国女王として半世紀近くイングランドを統治し、ヴァージン女王と言われつつも数々の恋愛、そして近隣他国との政治的かけひきをこなし、生を全うしたエリザベス一世は女性とか、男性の性を超越してして人生をかけぬけた様な気がしてならない。下巻はエリザベス女王誕生後、スコットランド女王メアリとの戦いから始まる。王室の血族や延臣らの性格描写がとても面白かった。最終章の2011/09/07