上海の長い夜―文革の嵐を耐え抜いた女性の物語〈下〉

上海の長い夜―文革の嵐を耐え抜いた女性の物語〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784562019526
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

文化大革命の燃え上がる初期の1966年8月、熱狂的な、若い紅衛兵の一団が、51歳になる、元国民党政府外交官の未亡人、鄭念とその愛する娘、梅平の住む、洗練され居心地の良い上海の家に乱入し、破壊と略奪の限りを尽くす。数週間後、鄭念は逮捕され、第一拘置所におくられる。彼女は、そこでその後の六年以上を、独房に幽閉生活の迫害と屈辱に耐えねばならなかった。この本は、彼女自身が、この痛ましい時代とその後を回想して記した、人間の真の強さを伝える、感動的な物語である。

目次

弟の「告白」
1種の拷問
釈放
梅平はどこに
真相を求めて
ある異様な学生
毛沢東の死
復権
さらば上海

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナオミ

1
下巻の方が読みやすかった。 生命力だなあと思った。 天安門事件とか、毛沢東とか、全く興味ない話を今更ながら調べたりして、中国人も先祖に悲しい歴史を持った人が多いのかな?と思った。 しかし、字も細かく読むのに日がかかった。2018/02/08

kushio

0
十数年前に読んだ。日本語訳版を読んだ後に仕事でフィラデルフィアに行って,ボーダーズという本屋で英語のペーパーバックを購入した。それからしばらくしてその本やチェーンが潰れてしまったニュースを見た。本の感想とか関係ないけど,そういうことで印象に残っている。

dragon

0
6年間の第一拘置所での過酷な環境で生き永らえ、政治環境が変わり出獄が許される。その間に文革で娘を亡くし、その原因究明する決意をしながらも出獄後も革命派の監視状態にあることを知る。上海は革命派が強かった都市だったんですね。文革が社会の進歩に寄与した影響がゼロであったことがわかる。革命という名を借りた一般市民を動員した権力闘争である。そういうことが起こらないことを祈る。2022/10/16

一江春水向東流

0
讀完以後只剩下常常的一聲嘆息.下本書中老太太好不容易九死一生地出獄,得知女兒「自殺」的消息後.決定獨自調查,誰知表面上是被放出了監獄,但她周圍時時刻刻都有人監視她.所以她了解到女兒並非自殺的事實之後,也沒有非要去找出兇手,而是在毛死了以後選擇立刻出國.1949年為了祖國帶著女兒從香港返回上海和丈夫團聚,而1980年就只剩下她一個人孤零零地出國客死他鄉.其中的心酸在這兩本書中被詳細地記載了下來,是文革中不可多得一手資料.她一家的經歷就是黨內鬥爭的結果.政體不改,這樣的悲劇以後還是會反覆地發生.2020/04/18

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