出版社内容情報
昨年刊行の『マーケティング零』は、マーケティングの速習用に基本をまとめ好評を得ている。
グローバル・マーケティングを対象とした本書は、『零』とは異なり、「テキストで教える」ための教科書として構想され、特に実務経験のある方からはさまざまな異論が出ることも想定されるが、それらこそがより深い学びにつながるという。
そのために、本書は理論中心でなく、編者・著者たちがグローバル・マーケティングで重要と考える複合化・ブランド・チャネルの3点を踏まえつつも、9つの事例から各著者が持論を展開している。また、取り上げた事例は製造業が中心となっているが、今、注目の集まっている越境ECや、さらにTVショッピング、雑誌メディアも含まれる。
学生のみならず、実務者も思考のレンジを広げ深めるのに役立つだろう。
大石 芳裕[オオイシ ヨシヒロ]
内容説明
グローバル・マーケティングの「超基本」!!グローバル・マーケティングの最重要課題を提示し、企業の戦略事例をとおし、グローバル・マーケティングにおける「複合化」「ブランド」「チャネル」展開の重要性を説く。
目次
序章 グローバル・マーケティングの最重要課題
第1章 ネスレにおける製品開発とメタナショナル経営
第2章 IPLCとコカ・コーラのグローバル/リージョナル/ローカル・ブランド
第3章 レクサスのグローバル・ブランド戦略の展開と課題
第4章 ダイキン中国のチャネルモチベーション
第5章 キリンホールディングスの東南アジア市場参入戦略
第6章 韓国・CJオーショッピングの海外進出戦略
第7章 インドネシア二輪車市場におけるホンダの戦略
第8章 グローバル雑誌メディア『Harper’s BAZZAR』の知識移転プロセス
第9章 インバウンドと越境ECの連携
著者等紹介
大石芳裕[オオイシヨシヒロ]
明治大学経営学部教授:修士。専門:グローバル・マーケティング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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