出版社内容情報
長寿で知られるイタリア・ウンブリア州に長年暮らした著者が、おいしすぎてたくさん食べられる野菜料理を伝授。野菜不足をV字回復。
内容説明
野菜がこんなにおいしいなんて。消化に良くて、体すっきり、疲れにくい。オリーブオイルを使ってじっくり加熱するから、かさが減る、うま味が濃い。イタリア・ウンブリアの長寿村発、野菜が主役の地中海式58レシピ。
目次
フライパンでシンプル調理
ほくほく野菜をオイルとともに
鍋で煮込む、スープにする
ブレンダーでとろとろに
お腹にうれしい野菜のリゾット
味が濃くなるオーブン焼き
著者等紹介
朝田今日子[アサダキョウコ]
1975年、東京生まれ。中学生の頃から続けていた美術の勉強のために20歳でイタリアに留学し、トスカーナ州のシエナ外国人大学、ローマの語学学校で学ぶ。イタリア人ジャーナリストのシルヴィオ・ピエルサンティ氏とともに1999年から11年間ウンブリア州で暮らす。2001年に阿佐ヶ谷にオリーブオイル専門店『ブオーノイタリア』をオープン。2010年より東京に拠点を移す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
44
オリーブオイル好きで歯の弱い同居人に「とろけるやわらか野菜」ってピッタリやん!と誌友さんレビューに飛びついた。が、最初の料理「ほうれん草のオリーブオイル炒め」の写真に驚く。あの鮮やかな緑色がない!オリーブオイルは大さじ3も使うの?20分も蓋をして煮るの?これなら、くたくた色になる道理だね。これがイタリアの家庭料理だそうな。ピザとパスタだけの国ぢゃなかったのねん。「地中海式食事法」(P122)を見て納得。炭水化物の2倍の野菜を摂取するのだそうな。目から鱗が落ちる一冊でござった。2022/10/04
yumiha
38
再読ちゅうか、手許に置きたくて購入した。作ったのは、悪名高き(?)「ほうれん草のオリーブオイル炒め」を2回、大根ステーキを2回、かぼちゃとにんじん炒めを2回、レタスとレーズンと松の実炒め1回、なすのパルミジャーナを1回、と活用してまっせ(^_^)/調味料もほとんど塩だけ(たまににんにく)なのに、おいしい(と自画自賛)。ただパルミジャーナチーズがうっとこの台所になくて、パルメザンチーズで代用したら、「ほうれん草…」はOKだったが、「なす…」は焦げ付いてしまった💦パルミジャーナを手に入れ再挑戦の予定!2022/11/03
たまきら
36
アメリカ南部のcollard greensとかシチリア出身の知人たちがくったくたに調理し色が変色してるようなレシピ。色や歯ごたえを楽しむ日本人からするとちょっとびっくりするけれど、また違った美味しさがあるんですよね~。この本で初めて「調理にはピュアオリーブオイルを」を論理的に否定する文章が読めたのは大変嬉しかったです。レシピもすごく好みで満喫させていただきました!…でも、「基本的に野菜きらいだからくたくたに調理するんだ」とつぶやいた友がいたことも忘れられません、ははは…。2022/09/02
ゆるり
12
野菜がくたっくたに、味が濃くなりますね。この中のレシピで試したのは、「ほうれん草のオリーブオイル炒め」。実は失敗しました。オリーブオイルが少なかったのと、弱火が少し強かったのだと思います。少し焦げちゃいました。30分も炒めるのは、ちょっと忍耐いるかも。「じゃがいものローズマリー焼き」。ローズマリーは好きでないので塩で代用。これは上手くいきました。じゃがいもに水分あるから失敗しなかったのかな。(焼き時間35分) 日曜日の昼下がりビールとともに。美味しかったです。料理好きな人にはいい本だと思います。2023/05/23
ヨハネス
10
著者の店は多分10年以上前から知っており、こんな若い人と知らず(母上が70歳手前)びっくりした。レシピはチーズは使うけれど魚介(と言えないかもしれないが)はアンチョビしか、肉は全く出てこない。著者が偏っているのではない。イタリアでは基本的に魚は週にニ度、肉は週一度しか食べないとのこと。本当?野菜をくたくたに煮るのは聞いていた。「よく煮えている」がほめ言葉なのか。しかし、この本では煮るだけではなくブレンダーまで使う料理が紹介されている。見た目魅力的ではない料理もあるが、歳をとっても食べやすいだろう。2022/06/02