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出版社内容情報
コロナ禍において医療体制のあり方に注目が集まったことは記憶に新しいが、それ以前からも、医療の高度化やニーズの多様化、経営の効率化など課題は多岐にわたり、病院はその存在意義を問われどのように生き残っていくかという大きな岐路に立たされている。
このような変革期において重要になってくるのが、「医療組織のトップ・マネジャー」の意思決定である。
本書では、病院経営において優れた業績をあげている医師を対象に、行動観察とインタビューによる調査を行い、「専門職としての医師」から「組織のマネジメントを担う変革型リーダーとしての医師」への転機をいかに乗り越えて成長し、自身のアイデンティティを変化させていったのか、その過程と発達メカニズムを探究していく。また、変革型リーダーの医師による組織変革のダイナミズムも鮮やかに描き出されており、病院経営においてトップ・マネジャーが果たす役割の大きさがわかる。
病院の経営、医師の育成に携わる方はもちろん、専門職として働く方や組織運営・変革を担う方々にも、ひろく手に取っていただきたい研究書である。
目次
第1章 序論
第2章 医療組織と医師のキャリア形成
第3章 リーダーの成長に関する先行研究
第4章 研究の対象と方法
第5章 病院における変革型リーダーの仕事と役割
第6章 医師のリーダーとしての発達的変容
第7章 結論
著者等紹介
渡邉豊彦[ワタナベトヨヒコ]
1967年兵庫県姫路市生まれ。1991年岡山大学医学部卒業。1995年岡山大学大学院医学研究科(泌尿器科学専攻)修了、博士(医学)。トーマスジェファーソン大学神経泌尿器科学フェロー。1997年ピッツバーグ大学神経泌尿器科学フェロー。2011年岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学、准教授。2019年岡山大学病院泌尿器科診療科長。2020年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了、博士(経営学)。現在、岡山大学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域、教授。研究分野:泌尿器科学、神経泌尿器科学、泌尿器内視鏡学、ヘルスシステムマネジメント学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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とある内科医