内容説明
聖書が語る福音の真髄を、美しくしかも力強い言葉で語る『ハイデルベルク信仰問答』。その訳者による最も信頼できる講解。人間の魂の奥深くに訴える信仰の確かな羅針盤。
目次
序 ただ一つの慰め
第1部 人間の悲惨さについて
第2部 人間の救いについて(ただ一人の仲保者;まことの信仰・使徒信条;父なる神について;子なる神について;聖霊なる神について;聖なる礼典について;聖なる洗礼について;イエス・キリストの聖晩餐について;鍵の務めについて)
第3部 感謝について(全生活にわたる感謝;十戒について;祈りについて)
著者等紹介
吉田隆[ヨシダタカシ]
1961年、横浜に生まれる。東北大学教育学部を卒業後、改革派神学研修所、神戸改革派神学校に学ぶ。プリンストン神学校、カルヴィン神学校に留学。神学博士。現在、神戸改革派神学校校長、日本キリスト改革派甲子園教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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amanon
3
平易な文体で、抽象的、あるいは難解な単語もでてこないからつい読み飛ばしてしまいそういなるが、一つ一つの単語の繋がりや意味を考えながら読み込んでいかないと、本書を読んだことにならない。とはいえ僕自身、つい文字面を追っただけで理解する努力を怠ったことは正直少なくない。逆に言えば、こういう信仰問答の類は一回読んで理解して終わりというものではなく、解説にもあるように何度も読み返して理解を深めていくという読み方が適切なのだろう。また、カトリック信者としては、カトリックのカテキズムとの異同がかなり気になるところ。2019/10/07