内容説明
日本企業は、なぜ収益性の向上を実現できないのか?本書は、企業成長のダイナミズムに焦点をあて、収益性向上のための論理を提示。そこでは、「収益性低下のタイミング」「最適な成長速度」「10カ年計画の有用性」などが明らかにされる。収益性低迷にあえぐ日本企業に対して、ダイナミック戦略論の観点から、問題の核心とその解決に迫る意欲作。
目次
第1章 日本企業の「収益不全」と「成長志向のマネジメントスタイル」
第2章 戦略論的視座(ポジショニング・スクール)における収益性の考え方
第3章 資源論的視座(リソース・ベースド・ビュー)における収益性の考え方
第4章 戦略論的視座と資源論的視座の動態的接合の試み
第5章 企業成長の動態的モデルの構築
第6章 141社の分析対象企業群
第7章 最適な売上成長パターンの探索
第8章 企業成長の周期と利益率格差の要因
第9章 本書の成果と今後の方向性
著者等紹介
平井孝志[ヒライタカシ]
1965年生まれ。1987年東京大学教養学部基礎科学科第一卒業。1989年東京大学大学院理学系研究科相関理化学修士課程修了。同年、ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン入社、その後、デル株式会社、株式会社クレイフィッシュ、スターバックスコーヒージャパン株式会社を経て、2003年株式会社ローランド・ベルガー入社。1995年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院経営学修士(MBA)。2012年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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