内容説明
1998~2007年にわたって進められてきたプロパテント政策について、その政策の中心となる特許における「発明の保護」に対する産業界の反応と動向を分析し、そのあり方を示す。特許事務所長(元弁理士会会長)で博士号を持つ著者による、実務とアカデミックのバランスが取れた分析。
目次
第1部 本書の課題と先行研究(問題意識と本書の概要;先行研究と仮説 ほか)
第2部 日本のプロパテント政策とその成果(「知的財産立国宣言」前のプロパテント政策の背景と経緯;「知的財産立国宣言」後のプロパテント政策 ほか)
第3部 日本のプロパテント政策における「発明の保護強化」の再評価(プロパテント政策における「発明の保護強化」の狙い;知的財産立国宣言前のプロパテント政策に対する産業界の反応 ほか)
第4部 「発明の保護強化」と市場優位(「発明の保護強化」によるイノベーション促進に関する諸問題;「発明の保護」と市場優位の事例研究 ほか)
著者等紹介
佐藤辰彦[サトウタツヒコ]
特許業務法人創成国際特許事務所所長。弁理士。1946年福島県に生まれる。1967年福島工業高等専門学校工業化学科卒業。1971年早稲田大学法学部卒業。1973年弁理士登録。1991年日本弁理士会特許委員会委員長。1992年日本弁理士会副会長。1997~98年弁理士試験委員。2002年産業構造審議会特許小委員会委員。2004年日本弁理士会総括副会長。2005年日本弁理士会会長。2006年産業構造審議会知財政策部会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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