組織の心理的側面―組織コミットメントの探求

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  • サイズ A5判/ページ数 241p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561263890
  • NDC分類 366.94
  • Cコード C3034

内容説明

個人と組織の関係をどのようにとらえることができるのか。それは組織研究における永遠のテーマであろう。両者の関係が変わりつつあると言われる現代、この問いは新たな意味をもって私たちに迫ってくる。しかし、さまざまな関わり方が見られるようになるとはいっても、組織が人によって成り立っていることに変わりはない。浅く関わろうが、深く関わろうが、組織を構成するのは一人一人の人間である。組織を構成する人々の心性、心理的側面について探求することの重要性は、決して色あせることはない。いつの時代も、重要な課題である。本書では、この課題に対する一つのアプローチとして、個人は組織に対してどのような意識をもち、それはどのような特徴をもっているのか、さらにはそれはどのような要因から影響を受け、どのような影響を及ぼすのかという疑問について考える。そのために、組織コミットメントに注目し、さまざまな側面から検討する。

目次

第1部 組織コミットメントの理論研究(組織のなかの人間心理―帰属意識研究の意義;概念の把握と多次元性;態度‐行動アプローチとサイドベット理論;他の概念との重複性と関連)
第2部 組織コミットメントの実証研究(年齢、勤続年数との関連―雇用構造の変化の影響;7社を対象にした調査研究―先行要因、行動への影響;大手電機メーカー男性社員を対象にした調査研究―先行要因、行動への影響:職種による相違;展望―今後の研究に向けて)

著者等紹介

高木浩人[タカギヒロト]
1963年神戸市生れ。1987年京都大学文学部卒業。1992年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知学院大学心身科学部助教授。専門は組織心理学、社会心理学
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